オーストラリアのシェアハウス生活では、日本では考えられないようなトラブルに出会うこともあります。
私が体験したのは、メルボルンの家でカギが突然折れて家に入れなくなったこと。

ショックでした・・・
この記事では、ワーホリ中のリアルな「シェアハウストラブル体験」と、異国で出会ったおもてなしの心について、実体験をもとに詳しく紹介します。
これからワーホリや海外生活を始める方の参考になればうれしいです。
はじめてのメルボルン、海外シェアハウスでの日常
オーストラリア・メルボルンでワーキングホリデー生活を始めたばかりのころ。
未知の土地にひとり飛び込んでみたものの、全てが新鮮で、ちょっぴり不安もいっぱい。
私が選んだ住まいは、多国籍な人が集まるマンションタイプのシェアハウス。
最初は英語もまだまだ。
だけどバイト先やフラットメイトとコミュニケーションをとりながら、日々の小さなトラブルにもなんとか立ち向かっていたんです。
キッチンやバスルームをシェアし、みんなで夕食を作ったり、お互いの国の話をしたり、そんな日常がだんだん楽しくなってきた頃、私は人生で初めての「カギトラブル」に直面することに・・・。
カギが折れて家に入れない!オーストラリアのシェアハウスで起きたトラブル
その日も、バイト帰りでヘトヘト。
夕方のメルボルンはちょっと肌寒くて、早く部屋に戻ってシャワーを浴びたいと思いながら、マンションのエントランスに到着。
いつものようにポケットからカギを取り出し、オートロックのドアに差し込む。
なのに、なんだか手応えがおかしい。
グッと力を入れて回した瞬間、パキッという音とともにカギが折れてしまった。
半分になったカギはドアの奥に残ったまま。私はエントランスの前で呆然としてしまった。
周りに知り合いもいない。フラットメイトたちは仕事や外出で、誰も帰ってくる気配がない。
予備のカギも持っていなかったので、その場でどうしようもなく立ち尽くすしかなかった。
スマホのバッテリーも残りわずか。
心細さと焦りで、気持ちがどんどん沈んでいく。
メルボルン・ワーホリでのシェアハウストラブル、誰にどう頼る?
日本なら管理人さんに頼ったり、大家さんにすぐ相談できるけれど、ここはオーストラリア。
しかも英語はまだ得意じゃない。正直、かなり不安だった。
でも、このまま何もしないわけにはいかない。
意を決して、スマホでオーナーに電話をかけた。
カギが壊れて家に入れないと、シンプルな言葉で必死に伝える。
オーナーは「今すぐ向かうから、そこで待ってて」と明るく返事してくれた。
その言葉を聞いて、少しだけ心が軽くなった。
オーナーが来るまで、エントランスの前でじっと待つ。
すると、たまたま帰宅したオージーの隣人が「どうしたの?」と声をかけてくれた。
事情を話すと「それは大変だね!」と一緒に笑ってくれて、少しだけ気持ちが楽になった。
こういうとき、オーストラリアの人のフレンドリーさや助け合いの雰囲気には、本当に救われる。
オーナーが到着し、鍵屋さんを呼んでくれて、無事に中へ入ることができた。
鍵屋さんの仕事ぶりを見ながら、「オーストラリアではカギが固くて壊れることもよくある」と言われたのが印象的だった。
シェアハウス生活で実感したおもてなしの心と小さな気遣い
このカギ事件のあと、私は「困ったときは遠慮せずに人に頼っていい」と素直に思えるようになった。
そして同時に、誰かが困っているときは自分からも手を差し伸べたい、そんな気持ちが自然に芽生えた。
例えば新しい住人が引っ越してきたら、シェアハウスのルールやキッチンの使い方を案内したり、みんなで紅茶を飲みながら会話したり。
日本で当たり前だった“おもてなしの心”やささいな気遣いは、オーストラリアでもちゃんと伝わる。
「ありがとう」「助かったよ」と言われると、自分もこの場所で生きているんだ、と実感できた。
オーストラリアのシェアハウストラブル対策と私が学んだこと
ワーホリや留学で「シェアハウス トラブル」に直面したとき、どう乗り越えるか。
実際に体験してみて、私が普段から意識するようになったことをまとめてみます。
- オーナーやフラットメイトの連絡先はスマホだけでなく紙にもメモしておく
- 予備のカギや、鍵屋(Locksmith)の連絡先もチェックしておく
- バイト帰りや夜遅くなるときは、フラットメイトに一言メッセージを送る
- モバイルバッテリーは必ず持ち歩く
- 管理人さんや他の住人とも普段から挨拶しておくと、困ったときに頼りやすい
- 自分から「Help」と声をかける勇気を持つこと
- 誰かが困っていたら、自分も気軽に声をかけてあげる
特に海外では、遠慮しすぎず、ちょっとしたコミュニケーションが一番の安心材料になると実感した。
カギが折れた日から伝えたい、悩み解決アドバイス
シェアハウスのカギトラブルは、本当に焦るし不安でいっぱいになる。でも、まずは落ち着いて行動してみてほしい。
深呼吸して、オーナーやフラットメイト、管理会社に連絡。
状況をうまく伝えられないときは、写真を送るのも有効。
夜遅いときは、なるべく明るく人通りの多い場所や、マンションのロビーで待つのがおすすめ。
また、普段から「自分も周りの誰かの役に立てる存在になる」ことも大切にしたい。
助けてもらった経験は、今度は誰かへの優しさに変えていける。
オーストラリアの“おもてなしの心”は、実はとてもシンプル。
困ったときには「遠慮せず助けを求める」こと、誰かが困っていたら「気軽に声をかける」こと。
それだけで、シェアハウスの空気はずっと温かくなる。
まとめ:海外生活のトラブルも、かけがえのない思い出に
カギが折れて家に入れなかったあの日は、私にとって忘れられない経験になった。
最初は本当に心細くて、どうしていいかわからなかったけれど、人の優しさやおもてなしに何度も救われた。
困難な出来事も、今思えば「成長のきっかけ」になっている。
これからオーストラリアや海外でシェアハウス生活を始める人がいたら、トラブルを恐れず、小さな気遣いや助け合いを大事にしてほしい。
どんなハプニングも、いつか笑い話になり、あなたの海外生活をもっと豊かにしてくれるはず。
この体験談が、誰かの「もしも」の時に少しでも役に立てばうれしいです。
あんまりないとは思いますけどね^^